セミナー開催後レポート

コロナ禍で長らく続いていた外国人の入国制限が撤廃されたことに伴い、海外人材の採用に向けた企業間での動きが非常に活発になっております。これまでも日本では技能実習や特定技能を活用した海外人材の採用を行う企業が数多くありましたが、ここ数年で特に注目を集めているのが「インドネシア」です。
当セミナーでは今、海外人材採用でもっともホットな国としてインドネシアにフォーカスを当て、国の実情から文化・慣習の違い、海外人材の受け入れに関するリスクと対策などについて詳しい解説を行いました。
2023年2月22日に開催された、WEBセミナーの様子をレポートにてご紹介いたします。

■インドネシア人材採用に関するセミナーに38名が参加！

当日のWEBセミナーには、すでに技能実習や特定技能などを活用して外国人材を雇用する企業様から検討中、または活用予定のない企業様にいたるまで、合計38名の担当者様にご参加いただきました。今回は特に検討中の企業様が12名と約3分の1を占めるなど、インドネシア人材の採用に対する関心の高さが伺えました。
今回のセミナーは二部構成となっており、第一部ではインドネシア送出機関日本駐在業務担当である株式会社IJFAの世羅陽一朗氏を講師に招き、「インドネシアの実状と提携送出機関の取り組み」をテーマに提携送出機関の特色などについて解説。第二部では外国人材を採用する企業の課題解決を行っている株式会社キャムテックの鮫島慎吾が「インドネシア技能実習生受入れプロジェクト」の紹介を通じて、インドネシアの実情と採用についての解説を行いました。

■セミナーの主な内容

第一部：「インドネシアの実状と提携送出機関の取り組み」
・インドネシアという国について
・インドネシア人を受け入れる際の文化、慣習の違いについて
・提携送出機関の特色（教育や取り組み）

…第一部ではインドネシアがどのような国なのか、政治から気候、通貨、言語、文化や宗教など詳細にわたって特徴を紹介。さらに新型コロナウィルス感染症に関する現地の状況や対策、提携送出機関の取り組みにいたるまで、具体的な解説を行っていただきました。

第二部：「インドネシア技能実習生受入れプロジェクト」
・インドネシア技能実習生受入れプロジェクトの概要
・技能実習生受入れのリスクと対策
・プロジェクトの流れ、スケジュール



第二部では具体的にインドネシア人材の受け入れ方法の一つとして、インドネシア技能実習生受入れプロジェクトについての概要を紹介しました。国家プロジェクトとして2022年10月から運用を開始していますが、受け入れに関するリスクや対策を踏まえながら活用する際のスケジュールなどの解説も行っています。

■満足度97.4％！海外人材活用企業からもインドネシアへ熱い注目が

参加された企業様の約45％が何かしらの形で海外人材の活用をされている中、満足度は97.4％という高い結果となりました。それだけインドネシア人材の採用において、多くの企業が注目していることがわかりました。

特定技能を活用する際の課題については、5つの項目に分類した上でそれぞれ詳しく解説しました。その上で課題解決に向けて何が必要であるのか、対策についても紹介を行っています。

同時に「外国人材活用で課題に感じていること」を伺ったところ、「日本語教育」を挙げる声が圧倒的に多い結果となりました。何かしらの在留資格を活用されている企業様でも、コミュニケーションに何かしらの課題を感じていることがうかがえます。続いて「在留資格手続き」が二桁を超え、海外人材の採用における諸手続きに何かしらの不安や悩み、煩わしさなどを抱えていることがわかりました。

また、アンケートでは以下のご意見・ご要望も寄せられました。
「海外人材の採用にあたっては、その国のことを深く知る必要を感じた」
「インドネシアの方々の日本語力の高さと真面目さを感じ、活用もありかと思った」
「自社にインドネシアからの受け入れ実績がなかったので参考になった」
また、実績紹介などにおいても貴重なご意見をいただきました。質疑応答で寄せていただいたご意見・ご要望は、今後のセミナー企画や運営で参考にさせていただきたいと思います。

■注目のGMSセミナー

キャムテックでは、海外人材マネジメントサービス【GMS】のセミナーを定期的に開催しております。より具体的、現場に即したテーマで開催して参りますので、ぜひご参加ください。

https://gms.ca-m.co.jp/archives/seminar/