-
A
ケースバイケースのため、一概には申し上げられませんが、以下に代表的なものを記載いたします。
・在留資格の更新を怠り、技能実習継続が出来なくなったもの
・ゴミの出し方について近隣住民とトラブルになったもの
・作業内容の説明不足で労災が発生したもの
等がございます。
目次のサンプル
●トラブル事例集
下記に、トラブル事例をまとめましたのでご確認ください。番号 事例 詳細 対策 1 在留資格更新「会社側が怠った」実習生、賠償求め提訴 鉄筋加工会社で働いていたベトナム人技能実習生が、受け入れ
た監理団体と実習先の会社が在留資格の更新を怠ったために実習を続
けられなくなったとして、損害賠償を求め、地裁に提訴した。適切な在留資格管理は必須
紙の管理からデータ管理に移行し万全の体制を2 生活空間でのトラブル ゴミの分別や指定日に出す習慣がないため、ゴミの出し方について近
隣住人とトラブルに発展。深夜に大きな声で会話する、音楽をかける
等といった騒音問題も相まって大きなクレームに。日本と母国のギャップを埋めること。
入社前後の手厚いフォロー体制を敷くこと。
定期訪問・定期面談の実施の必要性。3 通院対応で企業総務担当者様の負担増 母国との環境の違いにより体調を崩しやすくなり、通院を希望する実
習生が発生。想定される工数に対して、マンパワー任せの対
応は限界。
実習生への相談フォロー体制など外部リソース・体制が必要。4 用途不明金 実習先企業から監理団体を通して実習生に支払われる「研修手当」に
ついて、組合は7万円を企業に請求し、実習生には5万円しか渡さず。
受領書には7万円と書くよう実習生に指示をする事案発生。
実習生から送り出し機関に相談が入って発覚。ガラス張りの(透明性の高い)運営をしている組合や送り出し機
関を選定する必要がある。5 説明不足で労災発生 技能実習生が工場勤務で作業中、ベルトコンベヤーに腕を巻き込まれ
る労働災害が発生。技能実習生は右腕を切断した。実習生への作業指示を明確にする工夫
翻訳サービスやマニュアル動画など6 残業代不払い・過重残業の訴え 実習先企業で残業代の不払いや過重な残業があったとして実習生が外
部支援団体に保護された。月30時間までしか残業代が出ていなかった
が、実際には最大 月160時間の残業があったとの訴え。エビデンスがデータで残る勤怠管理・労務管理の導入検討
法的なトラブルになる前に実習生が相談できる体制構築
上記の事例の完全版は下記リンクからダウンロードできますので、是非ご活用下さい。
<参考資料:【GMS】外国人材活用事例集 トラブル編>
————————
また、最近GMSにて対応した事例も下記に記載いたします。
番号 事例 詳細 対策 1 労災 食品製造会社で勤務中の技能実習生が作業中に機械に指を挟まれて怪我をしてしまった。 手術と数日の入院が必要となったため、荷物の受け渡しや退院時の付き添いを実施。
また、退院後もメンタル面での影響や日常生活の支障が無いように母国語が話せるサポート担当が状況確認・通話サポートを継続。2 熱中症 真夏の業務中に技能実習生が熱中症で倒れ救急車で搬送された。 病院への同行および自宅への送迎対応を実施。
技能実習生は日本の暑さや湿度に慣れておらず、作業中の服装や水分補給について指導を行った。3 自転車事故 特定技能外国人が休日に自転車で走行中、歩行者に衝突してしまい大けがを負わせてしまった。
本人も負傷し手術が必要な状況。本人も骨折があり手術を受けた。加入していた自転車保険を通して保険会社との交渉、事故状況の聞き取り、被害者への謝罪、病院への通院支援などを実施。同事業所で勤務する外国人にも、交通ルールの順守や安全について指導を行った。 4 手術 健康診断で心臓に異常があり再検査。心臓病とわかり手術が必要。
検査入院と約1カ月の手術入院を経て復帰。病院通院支援と入院関連の手続きを企業様・監理団体と共に実施支援。
復帰時の業務変更などについても調整。5 一時帰国 技能実習生の母が病気で手術が必要となり、心配なので一時帰国したいと希望があった。 企業様・監理団体とともに本人と面談を行い状況を確認。送り出し機関経由で母親の状況を確認
してもらった。
出国までのフォローと帰国後の状況を送り出し機関と連携して確認。帰国後は再入国し無事に職務復帰。6 銀行口座の転売 特定技能外国人が以前技能実習生をしていた時期に銀行口座を転売しており、
その口座が犯罪に使われていたことが判明した。勤務先の企業様に警察から連絡があり事情が判明。企業様の対応をサポート。
特定技能外国人は拘留され、家宅捜索も行われ立ち合い協力を行った。
本人は犯罪に当たるとは認識していなかったが、お金が稼げるため銀行口座の転売をしていた。
結局起訴されたことで在留資格が取り消され帰国となった。7 荷物の受取(犯罪関連) 友人の外国人に依頼され、送られてきた荷物を転送する副業を手伝っていたところ、
それが犯罪に関わっていると判明。警察から事情聴取の照会があった。警察からの問い合わせを受けて企業様・登録支援機関とともに対応。捜査関係事項照会書を受け取り情報を確認。個人情報について回答。事情聴取などの捜査に協力。
類似の事件が多いのか警察に情報を伺い、そのほかの就業者や当社契約企業へ注意喚起を行った。
こちらの事例については、下記リンクからダウンロードできますので、トラブル発生時の対応策の検討材料として是非ご活用下さい。
<参考資料:【GMS】トラブル対応事例集>
————————
最後に、トラブルをカテゴリ別に下記にまとめています。
よくあるトラブルをカテゴリ別にパターン化し、対応を決めておくとスムーズに対応できるかと思います。
外国人雇用でお困りごとがございましたら、お気兼ねなくGMSにご相談ください。
カテゴリ トラブル内容 在留資格 在留資格更新 労務 労災
残業代不払い生活 騒音トラブル
通院対応
熱中症
自転車事故
手術出入国 一時帰国 犯罪 用途不明金
銀行口座の転売
荷物の受取
Q 外国人を活用する上でのトラブルはどのようなものがありますか?
同じカテゴリの人気Q&A
-
外国人が自転車事故にあってしまった場合、どのように対応すべきでしょうか?
-
自社で雇用中の外国人が労災に遭いました。労働局や入管など関係省庁への必要な手続について、教えてください。
-
外国人を雇いましたが、後ほど偽造の在留カードであることが発覚しました。どう対応したらいいですか?
-
技能実習生が帰国する際に、バスが予定より遅れたことで飛行機に乗り遅れました。飛行機代についてバス会社に請求はできないのでしょうか。
-
技能実習生の家に知らない人が訪ねてきました。本人が話を聞いているうちに、契約書にサインさせられ、後でよく見たら全く関係のない契約をしていました。契約を取り消すことは出来ますでしょうか。
-
会社で常備している生活用品を許可なく持ちだす外国人の方に困っております。何か解決策はないでしょうか。
-
技能実習生が旅行でホテルに宿泊した際、宿泊料金5000円を全て100円玉(50枚)で支払おうとしたところ、拒否されたそうです。消費者生活センターに相談すべきでしょうか。